2.で、森ってどうする?_Purpose/Vision/Mission
どうもかぁさんです。前職外資系マーケティングとMBAで学んだ内容の中から「ビジネスの基本さいしょの一歩MBA」シリーズ。の第二回「2.で、森ってどうする?_Purpose/Vision/Mission」です。キャリアブランクの間にだいぶ錆びてきている部分、見逃していた新しい動きなんかも勉強しながら書きながら整理をしていく予定。
「ビジネスの基本さいしょの一歩MBA」シリーズ ここまでのまとめ
2.で、森ってどうする?_Purpose/Vision/Mission
Purpose/Vision/Missionを明文化してみる
森と木を両方明確に思い描くこと、まずやるべきことはわかった。では具体的にどう進めようか、慣れていないと進め方がぴんと来ないね。
まずPurpose!
そもそもなぜこれをやりたいのか。これをやることで何を目指しているのか。これを通してもたらしたい社会への影響、変化はなになのか。
=> ピンとこない場合は木から発展させて考えてみる
1. 自分の中でこだわりがはっきりしている場合。
- 「どうしてもこの商品を売りたい」→どうしてこの商品を売りたいのだろう?この商品によってお客様にどうなってほしいのか。この商品によって、業界、社会、その他にどんな影響を期待したいのか
- 「この仕入れルートを使いたい」→(上と同じく)なぜ?
- 「このイメージをプロモーションの核にして使いたい」→(上と同じく)なぜ?
2. この事業をやってみようと思ったきっかけがはっきりしている場合。
- 「変えたいと思う問題を認識した」→その問題の解決がPurposeになりうる
- 「浸透させたいと思う商品に出会った」→なぜ?浸透させることで何がだれに起こる?
- 「もっとこうだったらいいのにという不満をもった」→その問題の解決がPurposeになりうる
PurposeからVisonとMissionをはっきりさせる
Vision、Missionについていろいろな解釈があるようで、それぞれの会社でもさまざまな使い方をされているようだ。日本の会社とアメリカの会社で使い方に差がある場合が多い。それぞれの傾向を見るのも面白そうなのでまたそんな記事も書いてみようかな。
以下かぁさんとしてはこんな感じに整理をしてみた。
Vision:
そのPurposeのために数年後のスパンでどういう組織、存在でありたいか。対外的なメッセージとして。
Mission;
そのPurposeのために今そしてこれからの事業において何を成していくか。社会に対する会社の存在意義を対内対外双方に示す。
とてもしっかり練られていて、論理的かつ心にきちんと届くものになっているなぁと思ったCoca-Cola社のMission, Vision & Valuesを例に少しみてよう。
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http://www.coca-colacompany.com/our-company/mission-vision-values/
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Missionのところ、いやー好きだわこの3つ。
• To refresh the world...
• To inspire moments of optimism and happiness...
• To create value and make a difference...
わたしたち消費者や株主を、そしてきっとそこで働く社員さんたちをワクワクさせるようなメッセージね。 この会社の存在意義を社会に明確に示してる。自分たちのプロダクトを通して、世界をリフレッシュさせる、ハッピーでポジティブなときを呼び起こす、価値を生み出したり変化をつくる、、、。まさかのあの砂糖たっぷり飲料がこんな思いを乗せていたとは、、と普段コーラを飲まないかぁさんですら、あの「シュワッ」の瞬間がとてもプレシャスなものに感じられます。素晴らしい。
Visionは、Frameworkということばを使っているけれどつまりこの会社のフィロソフィーのようなかんじよね。持続可能で質の高い成長を今後続けていくための目指していく方向性を各項目ごとにきちんと落とし込んで示しています。たとえば、People(人材)の項目では、「彼らがなりうるベストを引き出せるような最高の職場になる」。
そしてWinning Cultureにおいて、上記を実現するために彼らがどういう態度と行動が必要なのかを示しています。
その中で、Valueにて彼らがどうあるべきであるかを指針(コンパス)として示しています。
ふむふむおもしろいですね。
ここまでの大きい会社でなくても、新規事業、新規プロジェクト、スモールビジネスなどなど始める際にPurpose/Vision/Missionまではきちんと明確にしておいた方がその先のPositioning/Messagingおよび戦略立案の軸となるでしょう。
ということで、このシリーズ次回は「3.で、森ってどうする?_PositioningとMessaging」です。