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どうして主婦はSNSに料理写真を載せたがるのか 彼女たちの叫び3つの理由

ビジネスからちょいと休題。かぁさん雑記です。

いきなりですが、とぅさん弁当です。

土鍋で炊いたたこ飯、たくさん作って冷凍しているぶり照り焼き、蓮根磯部揚げ。ちょっと緑が少ないが”和”なかんじでかぁさん自己満足。

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とうさんは先日アキレス腱を切って術後しばらくは松葉杖、、お弁当買いに行くのも食べに行くのもきついらしくしばらくお弁当です。ちなみにぶぅさんもお弁当。

で、毎朝髪振り乱し一分一秒を惜しむ朝のてんてこ舞いにて持たせてますが、最近とうさん分がモチベーション低し。作り出したころは、おおこれうまいなとメールがあったり言ったりしていたのだが、今となっちゃ何にもない。次の日の朝までお弁当箱をカバンから出すこともしなかったりする。中学生の息子か。

ぶぅさんはかわいい。学校のカフェテリアで日替わりメニューがあるにもかかわらず、やだーママのお弁当のほうが百倍おいしいー、と言ってくれるのでメンドクサイナと思いながらも口元にやけて作っちゃるのです。しかしおおこれはよくできたな、という朝にも帰ってくれば当然ながらなくなっていることに少し寂しい気持ちがわいてくるときもあります。いやぶぅさんが喜んでくれればそれでいいんだけどさ、頑張ったものがなくなってしまうわけでね。

 

前置き長くなりましたが、今回は「どうして主婦はSNSに料理写真を載せたがるのか」という考察です。皆さんの周りにもきっといるでしょう、お弁当に限らず夜ご飯や休日のランチなどの写真をFacebookやブログなどにアップしている人。たいてい主婦。またはたまに仕事忙しい独身女子。

ええ、知ってます知ってます、この頑張ってるアピールちょっとうざいです。

ええ、盛ってます盛ってます、画像処理使っておいしく見える色調に変えています。

なんで彼女たちは料理写真を載せたがるのか。SNSに溢れるリア充自慢らとは異なる彼女たちの切ない叫びであるととらえてくださいませ。

どうして主婦はSNSに料理写真を載せたがるのか

1.主婦の仕事って評価されない

よく言われるけれどほんとうにそうなのよねー。そして思った以上にきつい。とくに以前パフォーマンスを厳密に評価される仕事についていた人ほどしんどいかもね。

どんなクオリティを出しても、どんな量をこなしてもおなじ。お給料が変わるわけでも待遇がよくなるわけでも仕事の種類が変わっていくわけでもない。何してもおんなじ‐、と思うとやはり頑張るモチベーションというのはしぼんでいくもので。それもなれると気楽っちゃ気楽なんだけれどね、でももっとよくするぞもっといいものをと頑張るときにはやっぱり切なくなるものです。

家族の健康と笑顔が最大の評価でしょう、ていったらほんとそうなのだけど、ちょっと手を抜こうが頑張ろうがその評価たいしてかわらなかったりするのよ。

そこでSNSに写真をあげてみると、「おいしそう、頑張ってて偉いね!」「このアイデアいいね」「すごい、ここが進化してるー」「この間のまねして作ってみたら好評だったよー」などなど褒めてくれるし細かな変化や工夫にもコメントしてくれる。あー、この言葉が欲しかったのー、と一気にアディクトです。

頑張ったら誰か褒めて―。

2.主婦の仕事ってたいてい消えてしまう

料理もそうだけど掃除も洗濯もママ友づきあいも、主婦の仕事ってたいていすぐに結果が消えていってしまうもの。少しづつ積み重ねて大きな結果が残るとか何かが進むとか作られるというタイプのものではない。美味しいもの作ってもぱくっと食べられたらなくなるし、きれいに掃除してもあっという間にきちゃなくなる。家族の記憶ってのが、残る可能性のある唯一のものだが、それも頼りない。「え?そんなの作ってくれたことあったっけ?」なんて言われてしまうと、あ~あれはなかったことになっちゃうのーと、そう無力感。

ああわたしはこれをやってきたぞというモノが一切残らないのだ。そこでSNSに上げていく写真はポートフォリオ的に残り、ある程度たまったあたりで振り返ったりすると、うふふ私も結構がんばってきたじゃない、と満足するのだ。

そしてそんな自意識のむずむずを満たすだけでなく、記録しておくことでの実務的メリットもある。このときはメインの味が弱かったから食べにくかったかな、写真でみるとお弁当には緑が鮮やかに残る野菜のほうがおいしそうにみえていいのね、おっとここのところお肉が続いてるかも、よし次はこうしてみよう。そう、建設的に改善していくことができるのだ。そしてその改善を目に見えるものにして積み重ねていける。にまにま。

 頑張った証拠を残させてー

3.完璧主義の女性ほど自己承認欲求が高い

説明したい。2時間かけて作っても10分でぱくっと食べておわってしまう家族には気づいてもらえない、細かな工夫や手間や込めた思い。しっかり細かく説明したい。伝えたい。

仕事をしていたころにたまにいたのだが、自分がこういうプロセスでどう努力しているのかを認めてもらえないとヒステリックになったり、どういうステータスでどう工夫して頑張っているのかを伝えなきゃ気が済まないという人。で、たいていそれは女性だった。それもとても優秀で普段はさばさばしている場合が多い。

今となっては彼女たちの気持ちがよくわかる。知ってほしいし認めてほしいのだ。あんなことにもこんなことにも、こんなに意識を割いて時間を割いて完璧にやっているディティール。

頑張ってる自分に誰か気づいてー。

 

まとめ

じゃんじゃんアップしてお互い褒め合おうぞ

やらなきゃいけないことについてなんとかモチベーションをあげる方法を取るというのもひとつの自己管理のうちでしょう。

盛って盛って自己満足しよう

ああ、わたしやってるわと実感し満足し、次へ向かっていくのです。

家族もちょっと気づけ

家族がかぁさんたちにもうちょっと興味を持つ、ていうのが一番なのだとは思います。「僕の趣味は妻だ」なんて唐沢寿明的名言を言ってもらえる奥さまなんかはこんな叫びたちは生まれてこないのだろうよね。

おまけ

そんな投稿を見たくない人たちと見たい人たちに

でも関係ない人やちょっとくしゃっとした気持ちが沸いてしまうひともいるのもわかるのよねー。

実際毎日やんなきゃいけない同志だと、お弁当に枝豆つまようじに刺して入れるとかわいいし食べやすいのねとか、緑モノはブロッコリーに頼りがちだったけどお浸しを冷凍常備しておく方法もあるわね、などなど参考になることも実際あり。夕飯のおかずもメニューなんにしよう~という(毎日なだけに面倒)ときにも、おお久しぶりにこんなオーブン料理もいいかも、あー栗ご飯の季節かー、とかね。

 

たしかにまったく関係のない人たちには要らない情報だから、ターゲットを限定したSNSサービスとかアプリとかあってもいいかもね。クックパッドの日記版みたいな。今はブログやFacebookなどでみんなばらばらやってるのをさ、フォーマットを合わせて見るのも便利だしUpする人も気楽にインスタグラムな感覚であげられるように。